2017年12月10日日曜日

タクシー業界でのハラスメント行為への対応

新人の頃は、
「モンスターペアレント」ならぬ「モンスターパッセンジャー」に手を焼いたものですが...
タクシー運転手になって・5年にもなるので、
ある程度のお客様からの「無理難題」は、うまぁ~く“かわせる”ようになりました。

しかしながら...
昨日の乗務での話。

大人4人にお子様(小人?)を連れての乗車希望、
「定員オーバーですので...」といった説明にもかかわらず、
気分を害してしまうといった、接客の難しさを再認識するケースも(まだ・まだ)あります。

このブログでも何度か紹介した『旅客自動車運送事業運輸規則』

これは、旅客自動車運送事業の適正な運営を確保することにより、輸送の安全及び旅客の利便を図ることを目的に制定されたもの。

その第十三条には、
「運送の引受け及び継続の拒絶」...いわゆる“乗車拒否”の定義なども記されています。

そして、その第四条には、
一般旅客自動車運送事業者は、運賃及び料金並びに運送約款を営業所に公示した後でなければ、これを実施してはならない。』
といった条項・条文があります。

一般旅客自動車運送事業者、所謂・タクシー会社は、
それぞれの「(一般乗用旅客自動車運送事業)運送約款」を掲げなければ、営業することができないということ(条項・条文)です。

では『運送約款』とは?

簡単に言えば...
お客様とタクシー会社間での運送契約の条項を定めたものになります。

上記の例や、
“赤信号なのに無視して進め!”といった
法令の規定又は公の秩序若しくは善良の風俗に反した場合は、
運送の引受け又は継続拒絶することがある旨などを、
『旅客自動車運送事業運輸規則』をもとにして、いろいろとルール化しています。

さて、その『運送約款』に...
去年あたりから“ある条項”が追加され始めました。

それは...
タクシー車内での(特に)酔客による乗務員へのセクハラ(セクシャルハラスメント)及びモラハラ(モラルハラスメント)行為が増加している実情を鑑みたものです。

“ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
第四条の3 旅客の当社の運転者に対する法令の規定又は公の秩序若しくは善良の風俗に反する行為(本条において、セクシャルハラスメント、モラルハラスメントその他の旅客の発言、行動等が旅客の意図には関係なく、当社の運転者を不快にさせ、尊厳を傷つけ、不利益を与え、又は脅威を与える行為(以下「ハラスメント」という。)をいう。)を差し控えていただきます。
2 ハラスメントがあった場合、運転者はハラスメントの中止を求め、旅客がこの求めに応じない場合には、運送の引受け又は継続を拒絶する他、運転者又は当社の判断において警察等へ通報します。また、ハラスメントにより生じた損害の賠償および、慰謝料を請求します。
  =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ”
上記は、
日本交通さんの『(一般乗用旅客自動車運送事業)運送約款』に
追加されたと思われる部分の抜粋。
https://www.nihon-kotsu.co.jp/about/clause.html

国際自動車さんのHPも確認したのですが、
同じような『運送約款』への追加・更新がなされていました。
https://www.km-group.co.jp/wp-content/uploads/sites/2/2016/201603.pdf

「つい、つい、酔った勢いで...』
なんて言い訳が通用しない場合もありますので、ご注意ください。m(__)m
※酔っていなくてもNGですよ!(^^)/

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